[眼力社体験ルポ]

眼力社体験ルポ
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「こんにちはー。」
入り口で挨拶をし、ろうそくを買おうとすると奥の部屋からぱたぱたと足音が。
小柄で人柄の良さそうな女性が小走りで出迎えてくれます。この方が服部さん。(転ぶと危ないのでどうか走らないでと心の中で念じつつ、この瞬間が訪れる者にはとっても嬉しいのです。)
今では服部さんの顔を見るのは毎月1回の習慣になっています。

服部さんはいつ行っても元気いっぱい! 嬉しそうにニコニコしながら、買ったろうそくに火打ち石を打って渡してくださいます。


狐の手水

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これは服部さんが言ういつもの言葉。
この言葉を聞いて(眼力さんに今月も来たぞ!!)という気持ちになります。

稲荷山から駆け降りた狐さんをイメージして作られた手水。お腹に作者の名前が刻印されていますが、かつて大阪に住んでいた鋳物師さんの奉納物だということです。銅で出来ているため、戦時中、多くの寺社の鐘が取り上げられたように、このお狐様も軍に持って行かれそうになったところを服部さんのお爺さんがお願いして返してもらったそうです。
このお狐様の口からは冷泉が出ていて、手を洗うと身も心も引き締まります。

眼力社イメージ

数段の石段を上がり、眼力さんのお社へ。
お賽銭をいれ、住所と名前を名乗り祝詞(のりと)をあげます。
(住所と名前は言わなくても良いです。伏見稲荷大社 本社でそのように祈祷していただくので、私が個人的に同じやり方でお祈りしているだけです)


外国人向け

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丁寧にひと月のお礼を申し上げ、般若心経を唱えます。
お祈りがあまり長くなると後列で順番を待っている他の方に悪いので、感謝の気持ちを述べるだけでお祈りを終えることもあります。
眼力さんは神様です。自我、私欲を押し通してなにがなんでも自分の願いを訴えるより、譲り合うことを選んだ行為をしっかり見てくれているものです。(私はそう思っています)
左の写真は英語で眼力さんを説明した貼り紙。眼力さんには外国からもお客さんが訪れます。

眼力社イメージ

お参りが済むと「では、ありがとうございました。」と服部さんに会釈して帰路につきます。他の参拝客がいないときは服部さんと少しお話しして帰りますが、他のお客様や遠方から来られた方が先にいらっしゃる場合はなるべく早めに切り上げます。

信仰者はみな譲り合い。
お参りに来られている皆様に福が訪れることを祈るのも信仰者としての礼儀のひとつです。


眼力社

真ん中の写真は大きな十大願。右端は買って帰れる大きさの謙虚と感謝などの書。
ここに来ると(よぉし、また明日からも頑張ろう!)という気持ちのリセットができます。

帰り道は来た道をひたすら下るだけですのであっという間に伏見稲荷本社(やしろ)に戻れます。
お山を登りそして下ったので、疲れているはずなのになぜか体は元気です。と、言いますか「魂」が元気になっているように感じます。
いつも眼力さんがここにご鎮座していてくれることと、服部さんが眼力さんをお守りしてくだっさっている事に心から感謝しております。
8月吉日



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