サイト京都伏見の眼力さんについて
豊かで何でもある、満ち足りた現代を生きる私たちにとって、神さまやご先祖様に感謝して毎日を生きることは昔と違って難しいことかも知れません。
稲荷山の道は、眼力社さんまでなら歩いて40分程度。とはいえ日頃からたいして歩くこともなく運動不足に陥っている身体は、その程度の距離にでもすぐにねをあげ、道端に座り込んで休みたい衝動に駆られます。
それをひたすら我慢していると、ようやく参道沿いにお茶屋さんが現れ「やっと疲れを癒せる、助かった」と、お茶屋さんがそこにあることにありがたさを感じます。夏の暑い日は、喉を潤す飲物があることに感謝します。手がかじかむ寒い冬は、あたたかい一杯のうどんがあることに感謝します。
街でコンビニを見かけても何も思わない自分を思い起こすと、何かに「ありがとう」と素直に感謝することが本当に少なくなってしまっていることに気付きました。するとそれまで歩くことの大変さばかりが気になっていたのに、山の空気が新鮮なことや、木々が美しさを保っていることにさえ「ありがとう」という感謝の気持ちが湧いてきます。
感謝する気持ちが起こると、自分以外のものに愛情をもって接することができるようになります。まわりのものすべてに感謝する気持ちが特定の宗教を超え、神さまやご先祖様に感謝する気持ちにつながるのでしょう。恵まれた今の時代を生きる私たちが、わかっているつもりでもいつのまにか欠いてしまっている「感謝」する気持ち。それを忘れずにいることで世の中がもっともっと良くなるように思います。
眼力社さんを訪れる魅力は「感謝する素直な気持ち」を思い出せることと、美しい景観のなか森林浴する気持ちよさを味わえること。それをより多くの方に知ってもらいたいとの思いからこのサイトを作成しました。
サイト運営者 KATO
匿名希望様からメールを頂戴しました。
質問メールをきっかけに最後にこのような嬉しいメールを頂戴しました。
定期的にサイトを拝読して、神様や神社に対する態度や考え方などを勉強し直しています。神社参拝は修行であることや、神様は参拝者を試すことがある、などです。本当は、義務教育でこういったことを教わりたかったと思います。
匿名希望