眼力社の7月、人が少ない酷暑に行く月参り

午前7時。早朝から行けば、ゆっくり拝んで写真も撮れる、眼力社へ7月の月参り情報。

眼力社の7月の月参り
青い朝顔 防火水を飲む猫 閑散とした本殿境内

七月の京都と言えば祇園まつり。ゆっくり参拝するならこの時期がねらい目です。

暑い、しんどい、息苦しい。
夏のお参りこそ、本物の信仰と呼ばれます。

午前七時頃の本殿境内●2019年7月下旬 午前7時ごろの参道

長い梅雨が明け、青空が広がる七月。このところは猛暑、酷暑で外出を控える人も多くなっています。
そんな中、京都では祇園まつりが一か月かけて行われます。多くの観光客はそちらに流れるので伏見稲荷への参拝はこの時期がねらい目。暑くなる日中の時間帯を避けて早朝にお参りするのがお勧めです。夜明けも早いので午前6~7時ごろにお山するようにすればかなり人混みを避けられます。また熱中症にならないようにペットボトルを携帯し、首にタオルを巻き、帽子を被るなど、完全装備でご参拝ください。

緑の木陰が生い茂る参道入口階段

この時期は蝉がうるさいくらいに鳴いています。雨上がりには森や土の香りが強く、マイナスイオンが発生していて森林浴に最適です。この香りを吸い込むだけでもご利益を感じられます。

軽々上がれば願いが叶う、おもかる石。

奥の院

有名な千本鳥居を抜けたところに奥の院(奥社奉拝所)があります。ここにはおもかる石が置かれていて、石燈籠の上の丸い石を願いを込めて持ち上げ、軽ければ思ったより願い事が早く叶い、重ければ難しいと言われています。奥の院にはトイレもありここで用を足しておくことをお勧めします。

願いが叶うおもかる石

最近は海外からの観光客も多くたくさんの外国の方がいらっしゃいます。QRコードを撮り、インターネットに接続すれば英語での解説もされているのでここでは何をしたらよいかということをほとんどの方が理解しています。みんなきちんと並んで順番待ちをしています。

人気の白狐の絵馬

このあたりは古くから命婦谷(みょうぶだに)と呼ばれています。命婦とは宮廷に仕える女官の称号なのですが、それがいつの間にか神様に仕える眷属神=白狐霊に例えられるようになりました。我が家でも時々姿を見せてくださる眷属様なのですが大元はこちらから来てくれているのかもしれません。またそれにちなんだ白狐の絵馬(一枚500円)もあります。参拝客によって描かれた一枚一枚顔が違う絵馬にそれぞれの個性が垣間見えます。

強い日差しをしのぎながら進む、夏の参道。

ひょうたんのつる

少し歩いていくと三ツ辻のお茶屋さんが育てている植物を見られます。夏場は瓢箪や朝顔がぐんぐん育っています。瓢箪は大阪城城主の豊臣秀吉の馬印。戦国時代の頃、美濃攻めに難航する織田信長に木下藤吉郎(後の豊臣秀吉)が城の背後からの奇襲を進言したことがあるそうです。 そのときに信長本隊に送った合図が 槍の先に付けた瓢箪だったとのこと。また秀吉自身も瓢箪好きだったそうで、いろんな形の瓢箪を収集していたという逸話が残っています。

朝顔と風鈴

三ツ辻の女将さんがこの話を知っているか否かは別として、伏見稲荷の楼門を秀吉が実母の病気の治癒祈願に建てていることと併せて考えれば、ここに瓢箪が育っていることにも趣を感じます。

防火水を飲む猫

日差しを凌いで、お山に住みついた猫が木陰で水分補給していました。稲荷山は落ち葉が多く、そのうえろうそくを使うので火災の確率が高い場所。さらに消防車が入れないという悪条件を兼ね備えています。このような赤い防火バケツはあらゆる場所で見かけられます。

京都市南部を望む夏の景色

眼力さんに到着しました

口から湧水を出す眼力社手水の狐さん

眼力さんに到着するといつものように手水の狐さんが湧水を口からこんこんと流していました。暑い夏の日のここの水は、ひんやりとしていて手を洗うと暑さを吹き飛ばしてくれます。

飲むことはできませんがこの水は開山された1300年前から湧いており、今も昔の修験者、参拝者たちと同じ感覚が味わえる数少ないスポットです。

苔むした手水とひしゃく

手水の前にはひしゃくと鉢があり、その周りに青々と苔が生い茂っています。何年前からここに生息しているのだろう?私たちが生まれるよりもずっと昔からこの地を知っている青苔に、尊敬の念すら覚えます。

新商品干支玉

売店の横に設置された干支玉というお土産。こちらは眼力玉とは違う干支別のお守りのようです。子玉(ねだま)から亥玉(いだま)まで、各干支別に隷書が刻印されていてその干支の主人を守護するそうです。厄除開運のお守りなので病気の人は回復し、運が停滞している人は早く開運するそうです。友達や兄弟、親せきにたくさん買ってしまいました。一つ250円。

眼力さんのみどころ情報