常吉大神さま

常吉大神さまは電気のしごとにご加護くださる神様です。

常吉大神さま
常吉大神 京都の常吉大神 京都のみどころ常吉大神

常吉大神さまのおはなし

眼力社のお社の横に、あまり目立たずひっそりたたずんでおられる神様がおられます。 祀られておられる神様は常吉大神といい、とくに電気に関する仕事をされている方々に御利益があると言い伝わる神様です。

常吉大神の石碑

その常吉大神さまの前に建つ鳥居は、今から50年以上も前の昭和35年に建てられました。奉納されたのは東京で電気工事の会社を営むお方ですが、若い頃は関西で土木工事を生業とされておられ、この常吉大神さまをお詣りしに熱心に足を運ばれていたお方だったそうです。

ところがある時期、昭和恐慌の影響もあったのでしょうか、そのお方の仕事が立ちゆかなくなりだし生活する手だても尽き、生きる気力さえ失ってしまったのだそうです。 とうとうそのお方は、自害もやむなしと逃げるように北海道までやってきました。極寒の地にたどり着いたその晩、なんとも不思議なことにそのお方は夢枕に常吉大神さまの姿を見たのだそうです。

「電気に関する仕事をしなさい」

常吉大神さまからそんなお言葉を授かりました。不思議なその出来事に命を絶つことを思いとどまったそのお方は、常吉大神さまの言葉通りに、これまでしてきた土木関連の仕事のなかでも電気に関連する仕事も請け負うようにしてみました。とはいえ電気の知識や技術も何もなかったそのお方が電気に関する仕事を請け負うには、たいそう苦労が必要でした。それでも遮二無二、無心で頑張るうちにやがて受注がどんどん増えだし、みるみるうちにそのお方の仕事は活気を取り戻したのだそうです。

常吉大神のおきつね様

その後、太平洋戦争も乗り越えたそのお方の仕事は東京に電気工事の会社をもつまでに成功していました。命を救っていただいたうえに人生を本当に幸せにしていただいた常吉大神さまに心から感謝したそのお方は、せめてもの恩返しにと常吉大神さまに大きな鳥居を奉納されたのでした。

今も電気が関係する会社の経営者や、技術者の方などに御利益をいただけると伝わる常吉大神さま。

有名でもなく煌びやかに祀られているわけでもありませんが、人知れずひっそりたたずむ常吉大神さまをお詣りに来る方々の純粋な心には、きっと常吉大神さまからの御利益がいただけることでしょう。

常吉大神の鳥居
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