眼力社の5月梅雨も間近の月参り

ゴールデンウィークを過ぎてから雨具完備でお越しください。伏見稲荷、眼力社へ5月の月参り情報。

眼力社の5月の月参り
本社入口と傘を差す人々 ピンクのさつき 激しい雨だれ

突然の雨降りもある五月。カッパと折りたたみ傘を入れたリュックでの参拝がおすすめ。

お参りの日に降る雨は「みそぎの雨」とも言われます。

霧が立ち込める森の中の朱塗りの鳥居●2018年5月中旬 正午ごろの参道わき木立

神社へのご参拝は当然晴れた日が嬉しいですよね。多くの有名なスピリチュアリスト、霊能者たちも晴れた日をおすすめしているようですが、そうとばかりは限らないようです。滝行と同じように身を清めるという意味で「禊ぎ」みそぎと捕らえられることも多く、逆に神様から足元の悪い中よく来てくれたなあと感謝されることもあると言います。

ただ、ここ伏見稲荷は階段続きで雨が降ると一層足元が悪くなるため、転ぶと大変。雨具をすべてリュックに入れて両手が空いた状態で参拝されることをお薦めします。

霧がかかる本社参拝殿

尽きることのない、おみくじ

おみくじを結ぶ人

本殿のおみくじ。京都伏見稲荷のおみくじは32本中2本だけ「大大吉」という珍しいくじが混ざっているのでわざわざ遠方から引きに来る人がいるそうです。どんなに雨が降っても、ここを訪れる人が多いことを物語っています。ちなみに本殿のおみくじは1回200円ですが、現地の眼力さんのおみくじは無料。このホームページでも全く同じ内容のおみくじを引くことができます。

石段は滑ります。雨靴でお越しください。

霧の中の参道

ご覧のように石段の端は滑ることがあります。雨靴または運動靴、トレッキング靴などで滑らないように気を付けてお登りください。タオルを一枚持っているとお店に入るときに荷物を拭けて便利です。お店に迷惑をかけないように振る舞うのも大切なマナーです。

合羽を着たお孫さんとトレッキングシューズのおばあちゃん

多分月参りをされている方かと思いますが、写真のおばあちゃんとお孫さんはお手本のような装いでお越しになっていました。どこに行くにも最小限にまとめた荷物で、礼儀をわきまえた振る舞いができる人は、知性があり生き方が美しいと思いますね。

あなたのおうちにも付いてくるかも?

白狐社は稲荷山参道入口すぐ

我が家にも毎回付いてきてくださるのですが、月参りを欠かさずしていると必ずと言って良いほど白い狐さんが家まで付いて来てくれています。それを視える家族がいるかいないかだけです。うちでは初めは眼力さんのお使いが来てくれているのだと思っていたのですが、最近はこちらの白狐社にもお礼に立ち寄るようにしています。

霧の中の白狐社

中に対に向かい合って座った白い狐さんが祀られています。稲荷神社での狐は眷属(けんぞく)霊と言い、神様の遣いの神様になります。家の中を歩き回ったり天井を飛んだりしてその家庭がどんな事情を持っているのか調べて神様にお伝えする役割をしてくれているそうです。

漁業関係者、妊婦さんにお勧めの三徳社。

バランスよく生きることを望むなら三徳社

あまり広くは知られていませんが、船乗り、漁業関係者、市場関係者が参拝する三徳社。大漁と安全航海を祈願する人々がお参りに訪れているようです。また安産祈願にも人気があるようで妊婦さんが出産前と後に訪れるようです。

苔むした手水は龍のデザイン

三徳とは衣食住、天人地などの相関係しあう三つの徳。どれかが欠けてもダメでどれかだけを多く持ってもダメ。バランスよく持つことが理想とされる教えです。(諸説あります)苔むした龍神の手水が目印です。

傘、花、開く五月の稲荷山

紫が目に鮮やかなテッセン

この時期はさつきをはじめ、テッセンなども見られます。雨に濡れて咲く姿にまた日常とは違った魅力を見い出せます。稲荷山の標高は約230メートルとそう高くはないのですが雨の日は霧が出て一層神秘的な雰囲気が増します。雨で歩行が困難になったり、お店の軒先を借りて雨宿りなど、不便の中に日頃見いだせなかった感謝を感じることがあるかもしれません。

霧がかかる仁志むら亭
参道それた民家の路地裏

稲荷山の山中にはところどころ民家が存在します。普通に生活道として参道を使っておられ、冬場などは坂道に滑り止めの砂などを撒いてくださる方もいらっしゃいます。もしそういう場面に出会ったら、けして当たり前と思わず会釈するか挨拶するなど感謝の念を持って前を通ることをお勧めします。

眼力さんに到着しました

雨に濡れた眼力社狐の手水

狐の手水は銅製なので濡れるとぴかぴか光ってその肉体美と彫刻の美しさが際立ちます。今から数百年前の職人がこれを作ったのですから驚きです。あまり知られてはいませんが、作者は大阪城のしゃちほこの作者、鋳物師 今村久兵衛です。

眼力さんのお店の夏飾り

お店の売り場は夏の飾り付け、カエルの置物とアジサイの花に変わっていました。若緑色の京ちりめんに置かれた小物たちがお出迎えしてくれています。

湿地の中にある眼力社は雨が降ると一層マイナスイオンが発生し、精神が落ち着きます。静けさの中、雨だれの音を聞きながら自己と向き合い、日頃を振り返ってみてはいかがでしょうか?

眼力さんのみどころ情報