今年こそは伏見稲荷の初午(はつうま)に出掛けてみませんか?初午とは2月最初の午の日を言います。伏見稲荷に農耕をつかさどる神様が舞い降りた日とされています。この日は稲荷寿司を食べて家内安全を祈りましょう。
【2月17日はちょっと魅力的な日】 天使のささやきの日
天使のささやきの日とは北海道で1978年に最寒記録を出したことから1990年代になり改めて制定された日。
「天使のささやき」とは、空気中の水蒸気が凍ることでできるダイヤモンドダストに由来しているそうで、本来は寒冷地や雪に関するイベントを想起させるきっかけになる日なのだそうですが、天使(神様)からのささやきがいただけるなら、ぜひとも神社に行きたい日でもあります。
寒さ厳しい中、神社に足を運んで願った祈りはきっと神様に届くでしょうし良いひらめきを授かるかも知れません。
その年は『暖冬』と言われていて日中14度を上回る春の陽気の日もあれば、翌週には雪が降って氷点下を超えるなど、体調管理が難しい日が続いていました。京都伏見区の稲荷山も同様でこの日は暖かかった前日とはうって変わり朝からとても冷え込む日となりました。
またこの年は中国の春節(旧正月)で2月4日から約一週間は中国人観光客がどっと押し寄せるため、その期間のお参りを外す日本人参拝客が多いようです。この日はその波もすでに終わり、境内は比較的空いていました。
「一年間有難うございました。おかげさまで無事に暮らせました。ゆっくりお休みください。」と言ってお札をお返しします。眼力社でお求めになった縁起物は大西さんにお返ししても受け取ってくれます。
眼力さんに到着しました。ご店主さんが、この年はびっくりした様子で教えてくれました。初午の眼力さんへの参拝者が過去最高の人出を記録したそうです。拝殿も、前の道にも、売り場にも人がいっぱい。そのためお昼を摂るのが夕方になるほど忙しかったとか。お稲荷さんは商売の神様ですので賑やかなのが大好き。この日はきっとお喜びになられたことと思います。お越しいただいた皆様は必ずご利益を授かったことでしょう。
冬枯れした稲荷山から、お腹を空かせた猿の親子が餌を探しに降りて来ていました。お供え物を盗って食べているようです。可哀そうですが病気を持っている危険性があるためもし見かけても絶対に近づかないでください。餌付けすると神社の迷惑になります。目を合わせずに無視して通り過ぎてください。スマホは奪われる危険もあります。信仰の地なので必ず規則はお守りください。