商売人としてこのコロナをどう考えるか

眼力社にご参拝のご商売人様へ この転機をうまく活かしてください

自営業者が考えるべきこと
個人店主フレンチシェフ 菅総理 にらみ合うアメリカと中国

コロナは転機、私たち自営業者が考えるべきこと

まだ、間違えている段階。

テレビで病床の確保について語る総理●テレビ出演する菅総理大臣

2021年1月14日。
国内外で新型コロナの感染者がまだまだ増え続けています。現段階は第三波とも四波とも呼ばれていますが、いずれにしても一番最初に発令された緊急事態宣言時よりは私たちの気が緩み、緊張感がなくなった代わりに「商売を継続したい、しなければ」という個人的な欲求と、熱意を伴わない政府への反発的で批判的な国民の気持ちが日に日に強くなっています。

眼力さんをお参りしてくださる人の中に個人経営の方々が多くいらっしゃいますが、その方たちはこういう時は無理押しをせず静観し自分にできることをするのが一番とおっしゃられます。

困っていれば何を唄っても良いわけではない。

夜の街に商品を卸す酒屋の店主は怒りをあらわにした

先日テレビで夜の店にお酒を卸している店主にインタビューをしてみると「我々に死ねということか!」と強い言葉を使って発言している人がいましたが、こういう時は過剰に自分の不安を人に感染させるよりもじっと黙って時期を待つのが正しい選択です。

貯金を使い、それでもダメで人を切らなければならないならば自己判断で決断しなければなりません。引っ越しや規模縮小という選択もあります。

東京の時短営業要請で朝から焼肉を勧める店が出て来た

また東京のテレビ取材では夜八時までの時短営業が発令されると焼肉店が「朝焼肉」を打ち出してきたそうです。ラーメン店も同じく「朝からラーメン」。以前ある食品メーカーが朝茶漬けをお勧めしたCMを放送しましたが、すぐに終了し現在では放送されていません。放送する側には善悪の基準に添った判断をする責任があります。

判断がおかしいのは信念がない、またはズレているから

これらのおかしな判断をした店主、CMディレクター、放送局、スポンサー。私は多くの人間が放送許可を出したことに正直驚いているのですが、こういう人たちが多くなったからこそ世の中は軌道修正に向かっているのではないかと思います。

言いっぱなしの批判は誰にでもできることなので私なりの提案ですが、焼肉店なら持ち帰り弁当にすることができます。肉を焼いた弁当でもいいし、冷めておいしくないなら生のまま材料持ち帰りでもいい。料金を少し上げて七輪を持って来て焼いてくれる出張サービスもできます。もちろん人件費との兼ね合いがあるので店主が自ら決めなければなりませんが。

胃もたれするサラリーマン

とにかく自分の商売欲求のために他人の身体への害を無視するのはいけません。売れれば何をしても良い、何を唄っても良いというのは間違いで、商売倫理がないと批判されます。仮に一時的に注目を浴びることがあっても、胃に悪い、重大な成人病を引き起こす、子供の食育に悪いなど後から問題となってその責任を必ず追及されるでしょう。

まだまだどんどん膿は出てくる

シャッター通り商店街

ほとんどの経営者は20年も30年もやっているのですから「くたびれて」います。出来れば旧態依然のまま同じことを続けて昔の売り上げがずっと続けばいいとすら思っている人もいます。しかし世の中にはバイオリズムというものがありますから続いて3年、必ず変化が訪れます。

今、今までと同じ方法で商売が続かなくなった経営者たちが求められているのは見直しです。不安定な売り上げに反して安定して請求される家賃。その場所に店を出してこの先続けられるのか?と質問されているのです。

中国産の輸入野菜はあなたが売りたかった食材ですか?

また教育途中で辞めて行くアルバイト。そんな人数必要ですか?とも。個人的にその人物をよく見た方がいいということも考えられます。それに仕入れ食材。利益を出すために中国産に変えたことにお客さんはすでに気づいていますよ?とも。

初心も忘れ、情熱も冷め、すべては自己満足の空回りだったのでは?と気づき始めた商店主がたくさんいるはずです。この先もどんどん見直して、変化できない商店はどんどん膿出しをし、それでもダメなら無くなるか形を変えることを要求されるでしょう。

最後に生き残る事業

焼きそばを焼く店主

資金や人数が多い会社ではなく、最後は信念のある事業(商店主)が必ず生き残ります。しかし柔軟に変化できることが条件ですので始めとは同じ事業形態でないかもしれません。

人に良くしたい、助けたい、美味しいものを食べてもらいたい、正直に生きていたい。信念とはいたってシンプルです。

私は日本人全員は大きな親せきだと思います。皆が職人気質で研究熱心。細かいところに気が付き、ちょっとした言葉の掛け合いで漫談になる。お茶の間で笑い合えるくらいのささやかな幸せと富が器に合っていて標準的=居心地がいいと考えていると思います。

養老孟子さん

そんな民族が巨大な大陸で商売をしているアメリカ人や中国人と肩を並べて競いあっても負けるか、無理があるので一時できたとしても長くは続きません。その国のビジネスはその国の民族の習性にあったものしか授からないようにできています。

日本人は信心深く目に見えるものより見えないものの存在を大切にするところがあります。

苔むしたお地蔵さん

それは人の気持ちだったり、自分たちを生かしてくれている神の存在だったり。またモノづくりをするときに手を洗って精神を清めたり、師匠を敬い道(どう)を大切にしたり。

そういう言葉には表せない神秘的な行動が代々繰り返され、今の平均的な日本人の精神性を創っています。

これらを無視して海の外を見ているときではありません。国の中を、自分の周りを見直してみてください。必ず答えが見つかると思います。

KATO

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